受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

勉強時間の記録をつけよう

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。

 

 今回は、勉強の記録をつけようというお話です。一般的にどれだけ勉強したかということは勉強時間で測られることが多いと思います。友人同士で「昨日5時間勉強した」と話し合ったり、「夏休みは毎日10時間勉強しろ!」と先生に喝を入れられたりすると思います。

 もちろん勉強量を勉強時間で一概に測ることは必ずしも正しいこととは言えません。しかし今回はモチベーション的な観点から、「勉強時間の記録をつける」ことの利点をお話ししたいと思います。

 ちなみに受験生時代の自分は高3から1年間、「自分が集中して勉強できたと思う時間」だけを記録につけていました。授業時間などは勘定にいれず、集中して自習していた時間だけを記録につけた結果、1年間で500時間ぐらいだったように思います。1日2時間弱ですよね笑。京大に合格するための高3生の平均勉強時間としてはあまりに短いと思うので、やはり勉強を時間だけで測るのは間違いだと思います。

 勉強時間の記録をつけることの利点は以下が挙げられます。

  • 昨日の自分と比較して緊張感が生まれる
  • 自分の努力が可視化される
  • 積み重なっていくのが楽しくなる

 ひとつ目に関しては、サボった場合昨日までの自分と露骨に比較が生まれ緊張感が持てるということです。受験勉強は淡々と自分の能力を積み上げていく作業ですから、人と比べるより今までの自分と比べるのが吉です。昨日までの自分の頑張りを記録しておくことでいい競争相手となり、張り合いが生まれます

 

 ふたつ目に関しては、勉強を頑張ればその分目に見えて積みあがるシステムだということです。これと似たものとして「シール効果」というものがモチベーションを上げるテクニックの1つとしても知られており、「○○を頑張ったらシールを1枚貼る」といったことを習い事などでやった記憶がある方も多いと思います。あれは意外と年を取ってからも有効らしいので、勉強時間を記録することで自らシール効果を利用しましょう。

 

 最後に関しては、長期的なスパンで見たときに積みあがった記録を見て達成感や自信につながるということです。受験直前のメンタルを支えてくれるもののひとつとしてやりこんだ参考書が挙げられるというのは先日の記事でお話ししました。

kuentex.hatenablog.com

 これと同様で、積み重ねてきた勉強時間の記録は今までの努力が可視化された結晶なので、揺るがない自信を与えてくれます。

 

 それでは。