生き方の軸を考えよう
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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生き方の軸を意識しよう
受験勉強を効率よく送るにあたり、自分なりの生き方の軸を考えることがとても大切だと思います。これだけ聞くとすごく抽象的な感じがすると思いますが、具体的に考えると腑に落ちやすい話だと思います。平たく言ってしまえば、自分が納得できることを重視することです。
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生き方の軸の決め方
具体的にどう生き方の軸を決めるかということですが、判断材料は以下のものがあると思います。
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自分の性格
自分の性格を考慮したうえで、どのような状況・行動が自分の幸せにつながるかを意識することです。例えば内向的な性格なのであれば、自分一人で完結できる環境を作った方が幸せにつながるでしょう。逆に外向的な性格なのであれば、みんなでワイワイすることが幸せにつながります。これを意識せずなんとなく周りに合わせたり人の意見を鵜呑みにして行動すると、居心地が悪いだけでなく結果が出ないことにつながります。
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自分が実現したい目標のレベル
同じ数学科を受験するにしても、「世界的に有名な最強の数学者になりたい」という人と「なんとなく数学が好きだから」という人とでは、ゆくゆくたどり着くべきレベルや普段何をするべきかという行動に大きな差が出ます。前者であればゴリゴリに数学の勉強をして実力をつける必要がありますし、ラマヌジャンみたいな変態と戦うことが想定されます。後者であれば趣味と割り切ってゆったり数学に取り組むことになるでしょう。
自分が将来的にどうなりたいか、という目標の設定をしておくと、逆算して今自分がどんな行動をとればいいのかが明確になります。
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生き方の軸をもとに勉強を進める方法
自分がどうすれば・どうなれば幸せになるかということを意識しておくと、受験勉強を進めるにあたり肩の力を抜いて勉強することができます。前述の数学科の話で言えば、最強の数学者になりたい人であれば多少地理の点数を捨ててもとにかく数学で満点を狙う姿勢をとればいいですし、後者であればオールラウンドな得点を狙うことが重要になります。このように目的意識をもって、そこから逆算して行動を決めることで、ストレスなく効率よく高得点が狙えると思います。
ちなみに自分はとにかく京大に行きたいと思って勉強していたので、全教科まんべんなく勉強して安定した得点を得られるよう意識していました。
それでは。