受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

自習室の利点/欠点 ②利用するメリット

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーです。今回は前回に引き続き、自習室を利用するメリットについてお話しします。自習室には前回お話ししたように多くのデメリットがありますが、一方で多くのメリットも存在します。自分も現役時代は頻繁に自習室を利用していました。そこで、自分が思う自習室のメリットを以下に示します。

  • 予備校の授業のスキマ時間で利用できる
  • (基本)周りに勉強している人しかいない
  • 勉強内容を自分で縛ることができる
  • 漠然とした危機感を吸収できる

 ひとつ目に関しては、予備校で授業を受ける際の空きコマを無駄なく使えるということです。空きコマでわざわざ外の喫茶店に行く必要もなくなりますし、友人と馴れ合う無駄な時間を回避することができます。また自習室は予備校の中にあるので、利用を気軽に習慣に組み込むことができます。

 ふたつ目に関しては喫茶店やファミレスで勉強する際のデメリットでもあるのですが、周りの人が全員勉強しているので、自分も勉強せざるを得ないと思えることです。自習室でスマホを取り出してゲームなぞしたらメチャクチャ浮きますよね笑。自習室にいればもうあきらめて勉強するしかないんです...。

 みっつ目に関しては前回の記事でもお話ししましたが、自習室に持っていく教材を決めておくことで、否応なしにその内容だけを集中して勉強する羽目になるということです。世界史が好きで数学が嫌いな人は、数学の勉強をしていても気づいたら世界史の資料集をパラパラめくっているはずです。受験勉強はバランスが大切ですから(この話は後日記事にしようと思います)、今の自分に欠けている能力を集中的に高めるのであれば自習室を意識的に利用することをオススメします。

 最後に関しては、周りで血走った目で勉強している人を見るとなんとなくモチベーションが上がるというくだらないものですが、なんとなく「サボってたらヤバいかもしれないw」と思えます。現役時代に自習室で少し疲れたときは、ボーっと周りを見渡して、狂いそうな勢いで勉強している人を眺めていました笑。

 それでは。