無心で勉強することも時には大切
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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モチベーションを保つには目的を明確にすることは大切
勉強は辛く苦しいものです。勉強が楽しいといっている人も中にはいますが、学問の追求が好きな変態か、点数を上げることをゲーム感覚で捉えている人に限られるでしょう。
冷静に考えてイオン化傾向なんて面白くもなんともないですから、勉強を無理に好きになる必要はありません笑。そこで大切なことは、今何のために自分が勉強しているのかという目的意識です。
例えば、「大学に入ってモラトリアムを謳歌するんだ」というようなものでもいいです。「ホワイト企業に就職するため」などという俗っぽいもので構いません。とにかく何のために今自分が勉強しているのかということを明確にすることで、苦行に耐える助けになります。
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無気力になることは避けられない
ですが、どんなに意志が強く目的意識をもって勉強している人でも、精神的に無気力になることはもちろんあります。にんげんだもの。「何も手につかない」「勉強した方がいいのは頭ではわかっているけど、やる気がどうもでない」ということは当然起こり得ます。
ですから、このような事態に陥ったとしても、「頑張らなきゃ」「やる気を出さないと」と無理にもがく必要はありません。
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無心で勉強することが有効
しかし勉強はしておいた方がトクなことに変わりはありませんから、何とか手を動かせる方法があればいいものです。
そこで提案したいのが、「何も考えずに勉強する」ということです。
無気力になるときは大抵、「この内容を勉強して成績が上がるのだろうか」「今の勉強方法で本当に実力がつくのだろうか」「このペースで間に合うのだろうか」といった、完璧主義的な悩みが原因です。
ですから、そういう時にとるべき行動は、今の努力が正しいかを考えることではなく、とにかく無心で手を動かすことです。手を動かさないと始まりませんから、考えても仕方のないことを考えるよりは、建設的な行動に取り掛かりましょう。
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無心で勉強する際のコツ
コツはズバリ、「学習効率等をガン無視して、とにかく心理的ハードルを下げる」ことです。頑張らなきゃと思い悩んでいるときに、まじめにやろうと思っても猶更やる気がなくなります。とりあえず手を動かすことだけに集中しましょう。
無心で勉強しているうちに余計な雑念が晴れて、精神的なエネルギーが回復していることがわかると思います。
それでは。