受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

【番外編】なぜ京大生は変人が多いのか

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。今回は、京大生に変人が多い理由についてお話ししようと思います。世間一般的に「京大生は変人が多い」という話を聞いたことがあると思います。単に偏差値が高いだけでいえば東大や阪大、医学部など他にもたくさんの大学がありますが、変人が多い大学と言えば京大、という風潮があるように思います。

 実際に京大に身を置いている自分が内部から見ても、やはり身の回りには変人が多いように思います。かくいう自分も多分変人の部類です...。そこで、自分なりになぜ変人が多いのかという理由をいくつか挙げてみようと思います。

  • 単に変人は目立つ
  • 変人が変人を呼ぶ
  • 常人と変人の境にいる人が寄ってしまう

 ひとつ目に関しては身も蓋もないのですが、変な人、声の大きい人は目立ちます。そのため、あたかもたくさんいるように錯覚してしまうところはあると思います。実際のところはそこまでたくさんいるわけではないのかもしれませんが、やはり変人だらけという印象は強いです。

 ふたつ目に関しては自分が京大受験をする決め手でもあったのですが、多少ズレている人でも受け入れられるという風土に変人が集まってくるため、変人が濃縮されているという側面です。そもそも旧帝大という通称が示す通り、京都大学含む8大学が明治時代に帝国大学として創立されました。東京大学は官僚を養成する目的が強かったのに対し、京都大学は研究者を養成するという学校という側面がありました。研究者と言えば変人が多そうな感じがしますよね笑。創立したときから既に変人を集め養成する学校という宿命を背負っていたのかもしれません。

 最後に関しては、変人が多く変人が日常に溶け込んでいるせいで、常人と変人のどっちつかずだった人が変人に転んでしまうという点です。例えば下の写真はかの有名な吉田寮です。イメージとしては、「コクリコ坂から」のリフォーム前のカルチェラタンです。

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吉田寮は普段学生が授業を受ける棟のすぐ隣にあり、たまに吉田寮から遠出してきたニワトリがその辺をウロウロしていたりします笑。こんな環境だと徐々に自分が変人に染まっていったとしても気づきません笑

 それでは。