受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

徹夜はヤバい ①徹夜のデメリット

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。今回は「睡眠」についてお話しします。あらゆる生物は生きていくうえで睡眠が欠かせません。しかし一昔前までは「睡眠を削って勉強する美しい受験生像」なるものがありました。確かに自分の周辺の年上の京大生には、徹夜で勉強したというエピソードを持っている人がいます。しかし、はっきり言ってしまえば徹夜は自己満足以上の何物でもありません徹夜賛美はは精神論でしかないです。自分は一度も徹夜することなく京大に受かることができたので、徹夜は必要ないと断言できます。その理由としては以下のものがあります。

  • 睡眠学習の効果が得られない
  • 成長ホルモンが出ない
  • 単純にしんどい

 ひとつ目の睡眠学習に関しては、グータラな人が話半分で言っているのを多く聞いたことがあると思います(飲兵衛が「酒は百薬の長」と言う的なw)。しかしこれは紛れもない事実で、睡眠をとることで覚醒時に行った学習が脳内で整理されます。つまり勉強さえしてしまえば、あとは寝るだけで頭が良くなると言い換えることができます。

 ふたつ目に関しては、夜中の10時~2時のいわゆる丑三つ時に成長ホルモンが出るという話です。成長ホルモンについては話すと長くなるのですが、簡潔に言えば別名「若返りホルモン」とも呼ばれていて、「背が伸びる」「肌がきれいになる」「筋肉がつく」などいいことしかありません。成長期に成長ホルモンの分泌がイマイチだと背が伸びません。これはヤバい。

 最後に関しては書く必要もありませんが、徹夜はしんどいです。翌日も頭がボーっとして捗りません。倦怠感や吐き気によって能率は下がっているのに、徹夜したことによる妙な達成感だけはあるため、全くメリットがありません。

  それでは。