受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

「質問」はすべきなのか? ①すべきではない質問

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。今回は、「質問」についてのお話をしたいと思います。一般的に「わからないことがあれば先生に聞くのがよい」と言われていると思います。しかし、自分が中学受験向けの予備校でアルバイトをしている経験からも、すべき質問とすべきでない質問があるのが事実だと考えています。今回はすべきではない質問として、以下のものを挙げたいと思います。

  • 暗記系のもの
  • 解法をいちから全て

 ひとつ目に関しては、暗記系のものは教科書に書いてあるので、わざわざ先生に聞く必要がありません。先生の時間もとってしまいますし、少し手間をかけて自分で調べた方が定着します。

 ふたつ目に関しては賛否両論あるのですが、数学や物理などは本番でも自分で考える必要があります。特に難関大学に関しては粘り強く考えることが求められる問題が出題されることがあり、普段から難しい問題に食らいつく訓練をしておく必要があります。「この問題わかりません」と洗いざらいすべてを質問すると、自力で解答にたどり着く能力が養われません。そこで、わからない問題にあたったときは途中までは必ず解き、「ここから先の解き方が分からないのですが...」という質問の仕方を意識するようにしましょう

 それでは。