コロナ、受験生にとってはチャンスかも?【1日2時間勉強で上位30%?】
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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コロナ自粛で高校生の勉強時間が減っている?
コロナ自粛が続いています。緊急事態宣言が5月いっぱい続くことが現実味を帯びてきました。そんな中、家で過ごす時間を有意義にすることが有効であります。
そこで、コロナ自粛期間中の高校生の勉強時間について調べてみたところ、ヤバい結果を見つけました。
なんと、1日の勉強時間が2時間を切っている人が70%近くいるらしいです。普通に学校に行って授業を受けていれば、(まじめに授業を受けているかは別として)最低数時間は勉強に触れているわけですから、明らかに勉強時間が減っているという結果です。
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ちょっと本気を出せば大きく差が出る
ということは、単純に考えれば1日2時間以上勉強することで上位30%の努力ということになります。普段の授業による拘束時間を考えると、明らかに普段より楽なのに結果が出やすいという最高の状況だといえます。
学校や行事もなく、自由な時間の中で1日2時間勉強するにはそれなりの自制心が必要ですが、普段の授業の苦痛に比べれば自室でのんびり勉強できることは大きなメリットです。コロナ自粛の結果、主体的に勉強すれば結果が出やすいという状況が生まれています。
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ただし...
ただし、このアンケートが対象としている高校生には大学受験を考えていない人や、あまりレベルの高くない大学を目指している人も含まれていると思います。ですから、ある程度レベルの高い大学を目指している人に関しては2時間以上勉強している可能性が高いです。コロナ騒動のゴタゴタを経てもなお、難関大に志望を出す人は、学力に自信がある人が多いと考えられます。ですから、難関大を目指す人はほどよく楽観、ほどよく警戒しつつ勉強を進めてください。
それでは。
生き方の軸を考えよう
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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生き方の軸を意識しよう
受験勉強を効率よく送るにあたり、自分なりの生き方の軸を考えることがとても大切だと思います。これだけ聞くとすごく抽象的な感じがすると思いますが、具体的に考えると腑に落ちやすい話だと思います。平たく言ってしまえば、自分が納得できることを重視することです。
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生き方の軸の決め方
具体的にどう生き方の軸を決めるかということですが、判断材料は以下のものがあると思います。
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自分の性格
自分の性格を考慮したうえで、どのような状況・行動が自分の幸せにつながるかを意識することです。例えば内向的な性格なのであれば、自分一人で完結できる環境を作った方が幸せにつながるでしょう。逆に外向的な性格なのであれば、みんなでワイワイすることが幸せにつながります。これを意識せずなんとなく周りに合わせたり人の意見を鵜呑みにして行動すると、居心地が悪いだけでなく結果が出ないことにつながります。
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自分が実現したい目標のレベル
同じ数学科を受験するにしても、「世界的に有名な最強の数学者になりたい」という人と「なんとなく数学が好きだから」という人とでは、ゆくゆくたどり着くべきレベルや普段何をするべきかという行動に大きな差が出ます。前者であればゴリゴリに数学の勉強をして実力をつける必要がありますし、ラマヌジャンみたいな変態と戦うことが想定されます。後者であれば趣味と割り切ってゆったり数学に取り組むことになるでしょう。
自分が将来的にどうなりたいか、という目標の設定をしておくと、逆算して今自分がどんな行動をとればいいのかが明確になります。
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生き方の軸をもとに勉強を進める方法
自分がどうすれば・どうなれば幸せになるかということを意識しておくと、受験勉強を進めるにあたり肩の力を抜いて勉強することができます。前述の数学科の話で言えば、最強の数学者になりたい人であれば多少地理の点数を捨ててもとにかく数学で満点を狙う姿勢をとればいいですし、後者であればオールラウンドな得点を狙うことが重要になります。このように目的意識をもって、そこから逆算して行動を決めることで、ストレスなく効率よく高得点が狙えると思います。
ちなみに自分はとにかく京大に行きたいと思って勉強していたので、全教科まんべんなく勉強して安定した得点を得られるよう意識していました。
それでは。
京大はいい大学です【こんな人に京大をオススメしたい】
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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京大はいい大学だ!
京大はいい大学です。ハイ笑。正直自分は京大じゃなかったら大学生活を楽しめなかったんじゃないかと思っています。皆さんが京大に持っているイメージは、
- 変人が多い
- 天才が多い
- 最先端の研究が行われている
- 社会不適合者になってしまう
ぐらいが挙げられるでしょうか。これらは概ね事実ですが、今回は自分が学生生活を京大で送ったからこそ肌で感じた京大の魅力を語りたいと思います。
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京大の真の魅力
京大の一歩踏み込んだ魅力は、以下のものがあります。
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いい意味で他人に無関心
京大生は、いい意味で他人に無関心です。といっても困っている人を尻目に放置するような冷たい無関心ではなく、他人の生き方に大らかなところです。
例えば、少し前まで猫耳カチューシャと尻尾をつけた人がキャンパスをウロウロしていました笑。なんでも完全に猫になりたい人らしく結構前からいる人らしいです。年齢も結構オジサンで学生という風でもなかったので、普通なら通報されてしまいそうなものですが、そんな人がいても「おもろい人おるなぁ」ぐらいで片付いてしまうのです笑。
また、留年率が異常に高いのも京大の特徴でしょう。一般的には留年は人生の遠回りだという考えがあるので、留年すると白い目で見られたり笑われたりするものですが、京大ではそんなことはまずありません。
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ガチですごい人がその辺をウロウロしている
京大は日本で2番目の大学であり、研究者養成を目的として建てられた大学なので、ガチですごい先生がその辺にいます笑。例えば、この間までiPS細胞の山中先生がその辺でランニングしていたらしいです笑。また最近abc予想で有名な数学の望月教授も京大の教授です(abc予想の証明は画期的過ぎて世界でも真に理解しているのは数人だけとか言われているらしい...)。
「あの先生の授業寝まくってたけど業界のトップの人なんか..」というのがザラな大学です笑。
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学生のワチャワチャ感がたまらない
京大で有名なもののひとつに、立て看騒動や演説などの学生運動があるでしょう。これらで顕著に見られるように、学生の主体性が重んじられています。厳密には、「先生や大学側もいろいろ放置している」状態です笑。具体的には、「コクリコ坂から」のカルチェラタン的な、学校側の干渉があまり及んでいない領域がたくさんあります。
例えば、大学構内の部活動の部室の一角に学生がやっているバーがあります笑。未だにどういうシステムなのかはよくわからないのですが、夜になると本当に普通のバーみたいな感じで酒が飲めます笑。こういうアングラ的なワチャワチャ感が容認されているの大学は少なくなっているのではないでしょうか。
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京大に向いている人
京大に向いている人はこんな人です。
- 勉強が嫌いな人
- 勉強が好きな人
- 世間に馴染めていない感じのする人
- 社会的な評価にあまり興味のない人
- 人に無理強いされるのが嫌いな人
ちなみに自分は勉強好き以外全部当てはまっています笑。
それでは。
新学期が9月スタートになる可能性は決して低くない
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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新学期が9月スタートになるかも?
コロナウイルス流行に伴い、緊急事態宣言の延期が予想されています。それに伴い、新学期を今までの4月スタートから9月スタートにしようという流れがあります。
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なぜ9月なのか?
では、なぜ9月なのでしょうか。別に10月でも11月でもいいわけですが、9月なのには理由があります。夏休み明けが9月だからキリがいいという要因もありますが、一番の理由は海外では9月スタートが主流だからです。具体的にはヨーロッパ各国やアメリカ、中国などが9月スタートであり、日本は4月スタートのためそれらの国々とズレがありました。
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9月スタートにするとどのようなメリットがあるのか
実はコロナ以前から、新学期を9月スタートに変えようという話はありました。というのも、海外の大学に入学したり、留学しようという人にとって今までの4月スタートだと不都合があったからです。例えば3月に日本の高校を卒業した人が海外の大学に行くとすれば、海外の大学の新学期は9月からですからそれまでの間タイムラグが発生していました。
日本の新学期を9月にしてしまうことで、海外と時期を揃えられるメリットがあるので、学力格差の是正という観点からも9月スタートになる可能性は決して低くないと思います。
それでは。
無心で勉強することも時には大切
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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モチベーションを保つには目的を明確にすることは大切
勉強は辛く苦しいものです。勉強が楽しいといっている人も中にはいますが、学問の追求が好きな変態か、点数を上げることをゲーム感覚で捉えている人に限られるでしょう。
冷静に考えてイオン化傾向なんて面白くもなんともないですから、勉強を無理に好きになる必要はありません笑。そこで大切なことは、今何のために自分が勉強しているのかという目的意識です。
例えば、「大学に入ってモラトリアムを謳歌するんだ」というようなものでもいいです。「ホワイト企業に就職するため」などという俗っぽいもので構いません。とにかく何のために今自分が勉強しているのかということを明確にすることで、苦行に耐える助けになります。
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無気力になることは避けられない
ですが、どんなに意志が強く目的意識をもって勉強している人でも、精神的に無気力になることはもちろんあります。にんげんだもの。「何も手につかない」「勉強した方がいいのは頭ではわかっているけど、やる気がどうもでない」ということは当然起こり得ます。
ですから、このような事態に陥ったとしても、「頑張らなきゃ」「やる気を出さないと」と無理にもがく必要はありません。
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無心で勉強することが有効
しかし勉強はしておいた方がトクなことに変わりはありませんから、何とか手を動かせる方法があればいいものです。
そこで提案したいのが、「何も考えずに勉強する」ということです。
無気力になるときは大抵、「この内容を勉強して成績が上がるのだろうか」「今の勉強方法で本当に実力がつくのだろうか」「このペースで間に合うのだろうか」といった、完璧主義的な悩みが原因です。
ですから、そういう時にとるべき行動は、今の努力が正しいかを考えることではなく、とにかく無心で手を動かすことです。手を動かさないと始まりませんから、考えても仕方のないことを考えるよりは、建設的な行動に取り掛かりましょう。
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無心で勉強する際のコツ
コツはズバリ、「学習効率等をガン無視して、とにかく心理的ハードルを下げる」ことです。頑張らなきゃと思い悩んでいるときに、まじめにやろうと思っても猶更やる気がなくなります。とりあえず手を動かすことだけに集中しましょう。
無心で勉強しているうちに余計な雑念が晴れて、精神的なエネルギーが回復していることがわかると思います。
それでは。
授業至上主義に異議アリ
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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日本に蔓延する授業至上主義
自分が受験生活を送った中で最も疑問に思ったことのひとつが、「授業を一番大切にしろ」というものでした。「冷静に考えれば、先生が言うことと同じことが参考書に書いてあるじゃないか」とずっと思っていました。当時自分が通っていた学校の校門で、武田塾という自習至上主義の予備校がビラを配っていたことも影響のひとつでした(武田塾については、自習専門を謳うのであればわざわざ予備校としてやっていく必要もないとは思いますが...)。
偏った考え方ではあると思いますが、現状の教育の現場を見ていてもやはり授業至上主義という考え方がいまだに残っているのではないかと思います。そこで、今回は授業という教育システムについてお話しします。
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授業のメリット
もちろん自分は授業を全否定するわけではありません。授業のいいところについては、以下のものが挙げられます。
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噛み砕いた解説が聞ける
基本的に先生は我々の100倍賢いです笑。もちろん一部の先生は惨憺たる実力の場合もありますが、多くの先生は我々より賢いです。ですから、その先生方が自分が過去つまずいた経験や、今まで多くの生徒を教えてきた経験をもとに行う講義には大きな価値があります。
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質問しに行くことで完璧にわかる
授業でわからなかった場合、個別に質問に行けばわかるまで教えてくれます。授業を行う際には、時間の関係上詳しい説明が省かれることがありますが、聞きに行けば具体的に詳しく教えてもらうことができます。
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勉強のペースメーカーになる
これは文字通りで、例えば数列の内容をやっているから、次の期末テストまでに数列について最低限出来ているようになっている必要があります。このように、学力をつけていくうえでの時間的な目標になってくれます。
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授業のデメリット
ではそんな授業のデメリットはなんでしょうか自分としては以下のものが挙げれます。
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無能な先生の授業であっても時間を奪われる
これが一番厄介なのですが、何も得るところのない無能な先生の授業であっても、等しく時間を奪われてしまうことです。もちろん内職をしたり居眠りの時間にあててしまってもいいのですが、やはり気は散りますし罪悪感もあります。ですから、基本的にはそのような先生の授業時間は何よりも非生産的な時間と言えるでしょう。このような授業の見分け方については、過去の記事でお話ししました。
「ムダ」な授業 ②ムダな授業の見分け方 - 受験ライフハック
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知っている内容の授業だと退屈になる
その先生が有能でためになる内容を話していたとしても、自分が既にマスターしている内容であれば、得るものは少ないです。特に学校の授業であれば、成績が比較的低い層をメインターゲットとした、基礎的な授業が展開されていることが多いため、自分で学習が進んでいる生徒ほど、授業に物足りなさを感じてしまうでしょう。
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内容の進行速度を自分で決められない
これも前述の内容と似ているのですが、授業の進度を自分で決められないということです。授業がスローペースだと退屈で無意味な時間が増えますし、逆に速すぎてもわからな過ぎて虚無な時間が過ぎることになります笑。
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アウトプットが疎かになりやすい
授業という学習の形態である以上、先生が生徒に知識を与えるというスタイルになりがちです。勉強を身に着けるにはアウトプットをすることが必須なのですが、授業だとこのような機会が少なくなってしまいます。ですから、漫然と授業に頼った学習スタイルだと、アウトプットの機会が少なくなることで、勉強しているはずなのに成績が伸び悩む可能性があります。
いずれの要素にも共通するものは、「授業は自分でコントロールできない要素が多い」ということです。影響の輪の考え方で言うと、人間は自分でコントロールできないものにストレスを感じるので、漫然と授業を受けるということはストレスフルな受験生活につながるというわけです。
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授業を上手に使っていこう
では授業はどのように活用すべきなのでしょうか。結論からいうと、「自分に今必要なインプットは何なのか」ということを明確に意識したうえで、必要な授業を取捨選択することです。今の自分が授業からでしか得られないものを漠然とでもいいので把握しておくと、今自分が受けている授業が必要なものなのかが明確になってきます。基本的に授業はストレスフルなものですから、なるべく肩の力を抜いて、必要最低限の授業だけまじめに受けようと思った方がラクだと思います笑。
それでは。
コロナ自粛疲れを回避するには
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。
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コロナによる自粛疲れ
昨今のコロナウイルス流行に伴う外出自粛により、気が滅入っている人も多いのではないでしょうか。何もする気が起きない、勉強する気になれないという人が多いのではないでしょうか。かくいう自分もかなりノイローゼがきています笑。
ですが、せっかくのまとまった時間ですし、なにより夏休みが前倒しされていると捉えるべき期間です。
ですから、有意義な時間を過ごすためにもなんとかする必要があるのは明らかでしょう。
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自粛疲れを回避するコツ
自分が思う、コロナ疲れの予防法は以下のものがあります。
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運動
皆さんが思っている以上に、自粛の影響で運動不足になっていると思います。自分も人気のないところを少し散歩したら足がジンジンしました笑。運動不足は単に体力が落ちるだけでなく、頭の働きを悪くすることにもつながります。
散歩は少しハードルが高いので、まずは軽い筋トレからでも取り組んでみてください。または積極的に家事を手伝うこともいい運動になると思います。
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スマホ離れ
精神的な疲労の多くは、スマホによるものではないかと考えています。インターネット上にはさまざまなコンテンツや情報が溢れかえっており、それらに絶えずさらされていると無意識化で疲労が蓄積されていきます。SNSやYoutubeから意識的に離れる時間を作ることが効果的かと思います。
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家族との会話
自粛の疲労感のひとつとして、他人とのコミュニケーションが減ったことも挙げられると思います。LINE等で会話しているとはいえ、やはり対面でしゃべることに比べると何か足りない感じがすると思います。
そこで、今まで以上に家族との会話を大切にすることが効果的ではないかと考えています。今の状況ではコミュニケーションの機会が減っていて、それがストレスにつながっているのだと明確に意識しておくことが大切かと思います。
それでは。