受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

最適な勉強時間

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーです。今回は、勉強時間についてお話ししたいと思います。一般的に優秀な学生ほど勉強時間をこなしており、学力を上げるためには勉強時間を長くするべきだというのが一般的でしょう。確かに勉強時間が長ければより多くの学習を進めることができるので、学力は伸びるでしょう。しかし、集中力は永続しません。そこで結論としては、勉強を30分のブロックで区切ることをおススメします。理由としては以下のものが挙げられます。

  • 人間の集中力の限界時間に近い
  • とっつきやすくなる
  • 毎日続けやすい

 ひとつ目に関してはよく言われていることで、人間が継続して集中できるのは30分~45分と言われています。例えば「1時間勉強しよう」と思って実際にしていたとしても、集中てきているのは単純に考えるとその半分程度ということになります。受験勉強の目標は勉強時間を競うことではなく学力をつけることなので、チャチャッと勉強してあとはサボりましょう。

 ふたつ目に関しては感覚的に感じている人は多いかもしれませんが、「5時間勉強しよう」と「まずは30分でも勉強しよう」という決意では後者の方が圧倒的に手を付けやすいはずです。崇高な目標を立てて挫折するよりも、とにかくとっつきやすさを重視して少しでも前進することが重要です。勉強したくないときに30分でも勉強出来たらそれはすごいことなので、そこでもうやめてしまってもいいのですが、いざ始めると案外勢いがついてそのまま長時間勉強できることもあるでしょう

 最後に関しては、「毎日○時間勉強する」という目標を掲げると三日坊主となることが多いです(継続的な三日坊主には大きなメリットがあるのですが、それはまた後程)。「毎日最低30分」なら多少体調が悪くても継続できますし、なにより何か一つを継続したという経験は受験当日に大きな自信となります。まずは小さい単位から継続することを意識してください。

 それでは。