受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

計算ミスを減らす方法

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。

 

 

  • 計算ミスは受験生の宿命

 

 数学や理科の問題を解いていると、誰もが避けて通れないのが計算ミスです。特に長い計算の過程があると、途中でミスしたばっかりにそれ以降全部計算し直しという事態に陥ることもよくあると思います。

 かくいう自分もせっかちでチャチャッといい加減に計算をする癖があるので、気を抜くとすぐに計算ミスが発生します。

 ですが、いくら解き方が合っていたとしても、最後の最後で計算ミスをしてしまえば点はもらえせん。京大数学では多少のフォローはあるらしいですが、やはり減点は避けられません。

 

  • 計算ミスはなくせない

 

 誰もが「計算ミスをしないようにしよう!」と思って勉強していると思いますが、計算ミスをなくすことはできませんにんげんだもの

 いくら気を付けていても、計算を無意識下で処理している側面は否めませんから、結局のところ計算ミスは発生するものです。ですから、「計算ミスは必ずするものだ」という前提を持っておくことが大切です。

 

  • 計算ミスを減らす方法

 

 では計算ミスによる減点を避けるにはどうすればいいのでしょうか。自分が普段気にしていることは以下のふたつです。

 

  • 数行おきに過程を見直す

 ゲームのセーブポイントのように、計算を数行行うたびに見直しています。全て計算を終えてから見直していると、最初の方で間違えていた場合は取り返しのつかないことがあります。ですから、ちょくちょく見直して計算ミスを早期発見しておくことで、計算し直しのダメージを減らすようにしています。

 

  • 数字の大きさや次数を直感的に意識しておく

 次に計算ミスに気づきやすくなる意識としては、その計算過程で出てくる数字の大きさや項の次数を大まかに把握しておくということが挙げられます。例えば四次関数の問題を解いているときに、異なる次数の項がぐちゃぐちゃに出てきて困るという経験をしたことが皆さんあると思います。そのようなときでも、何次の項が何個出てくる、というようなイメージをあらかじめ持っておくことで、計算間違いや数え間違いを減らすことができます。

 

  • おわりに

 

 意識的に計算ミスを減らそうと思っても、完全になくすことはできません。ですから、計算ミスを見つけやすくする、計算ミスによるダメージを減らすというスタンスが精神衛生的にもいいのかなと考えています。

 

 それでは。