受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

英語に毎日触れよう【実体験】

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。京都大学に通って勉強しつつ、小学生を教えていることで、教育を与える側受ける側の両方を日々体験しています。

 

 今回は、英語に毎日触れるメリットについてお話しします。自分は最近TOEICに向けて英語の勉強をしているのですが、ここ数日は毎日取り組むことができています。

 自分としては特段意識していたわけではないのですが、毎日英語に取り組むことで文章を読み進めるスピードや精度が上がったように感じました。そこで毎日英語に取り組むことによって読解力が高まったと考えられる理由を考えてみました。その理由を以下にまとめます。

 

  • 英語は言語である
  • 単語の定着がよくなった

 

 前者に関しては某大手予備校の有名な先生も同じことを言っていましたが、英語は学問というよりは言語というツールであるため、継続的に触れ続けることで体に馴染んでくるということです。

 「英語が苦手だ」と感じている方も多いと思いますが、英語だけに関して言えば地頭の良し悪しという点はほとんど関係ありません。なぜなら、英語が母国語であるアメリカ人やイギリス人が日本人と比べて全員IQが高いというわけではないからです。つまり英語が使えるかどうかということは特殊技能によるものではなく、英語にどれだけ触れているかという点に集約されているということです。

 確かに日本語は英語と比べて言語の構造や発音が非常に違っているといわれており、日本語が母国語である日本人は英語を身に着けることが他の人種と比べて比較的難しいというのは事実です。また、どのような言語であってもネイティブスピーカーになるには5歳までにその言語に触れている必要があります。しかし結局のところは言語であるため、適切なアプローチと努力をもってすればネイティブスピーカーとまではいかなくても必ずマスターできます。

 

 後者に関しては、前日に取り組んだ英単語やイディオムに翌日も触れることで定着がよくなったということで、いわゆる「忘却曲線」と呼ばれるものなのかなと感じています笑。

 忘却曲線の考え方によると、一度覚えた内容であっても20分後には60%しか覚えておらず、一日経てば26%しか覚えていないらしいです。しかし繰り返し繰り返し覚えなおすことで定着率が上がり、数週間継続して取り組めばほぼ完全に定着するらしいです。英単語やイディオムは膨大な数ありますが、いわゆる頻出のものはほんの一握りであり、それらを完璧にしておけば文の構造が把握できるので知らない単語も推測ができます。継続的な学習で頻出単語・フレーズをマスターしていくことで、リーディングの実力が上がってきたのではないかと考えています。

 

 それでは。