合格最低点から合格ルートを意識しよう
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。今回は、「合格最低点」についてお話しします。受験勉強をする上で自分が大切だと考えていることは、「いかに少ない努力で合格するかを模索する」ことです。その中で、合格最低点を意識することは過剰な努力を減らすことにつながります。6割取れば受かるのに、8割取ることをを目指して難しい問題を対策することは不毛です。
また今後どうなるかはわかりませんが、大学入試の場合基本的にはセンター試験+二次試験の合計点で競います。ですからどちらのテストでどれだけの点数を取るか、またどの科目で何割取るかということを詳細にイメージしておくことが大切です。
まとめると、最低限の努力で合格するためには
- 合格最低点
- 最低点を取るために各科目で取る点数のイメージ
を持っておくことが重要です。
今回は一例として、自分が京都大学に合格した時の得点についてお話しします。京都大学工学部の配点としては、
- センター試験200点(社会科100点、国語英語各50点)
- 二次試験800点
の1000点満点で、合格点は例年580点前後でした。そこで自分が目指す合格の仕方として、「センター試験で9割の180点+二次試験で5割の400点」の580点を取るというプランを目標としました。京都大学に合格するためにはセンター試験で9割取れることは必要条件だと考えていたので、前者については京大を受験できるレベルになれば問題なく達成できると考えていました。後者については、一般的に数学で「3完」と呼ばれる5割を目標としました。このように目標を設定した場合、自分はオールラウンダーなので多少事故が起きてもほかの科目でリカバリーができると考えました。
結果として、センター試験ではほぼ9割を取ることができ、二次試験では5割強を取ることで、合格最低点+10点で合格できました。危なっかしくもなく頑張りすぎることもなく、一番いい塩梅での合格でした。自分で合格ルートを設定し、それを満たすように勉強したことで本番でも想定通りの点数が取れました。
合格ルートを設定することでいくつもの精神的なメリットがあるのですが、それはまた後ほど。
それでは。