「道は開ける」に学ぶ勉強のコツ ①問題解決
京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーです。最近はTOEIC対策の英語学習と並行して、自己啓発本をよく読むようにしています。自己啓発本についてはうさんくさいイメージがあると思いますが、いわゆる「名著」に関しては多くのライフハックが得られます。今回紹介するのはD・カーネギー著の「道は開ける」です。
本著は1944年に初版が出版され、日本だけでも200万部売れているロングセラー・ベストセラーです。自己流でやみくもに勉強するよりも、確立された論理的思考をパクるほうが楽に結果が出ます。今回は本著にある「問題解決」の方法を受験勉強を例に解説します。
本書にある問題解決の手順は以下の4ステップです。
-
問題点は何か?
-
問題の原因は何か?
-
いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
-
望ましい解決策はどれか?
受験勉強における例として、「模試の数学の点数が悪かった」という問題を設定します。すると「問題の原因」としては
- 基礎ができていなかった
- 理解ができていなかった
- 解法を知らなかった
- 時間が足りなかった
等が挙げられると思います。模試の解答解説を読むと問題の講評が載っていると思うので、自分が間違えた問題についての講評を見ると、上記のどれが原因なのかわかると思います。
ここで、「基礎ができていなかった」のが原因であると分析できたなら、「解決策」としては
- チャート式などの参考書で基礎を勉強する
- 予備校の基礎向けの授業を受講する
などが挙げられます。最後に、「望ましい解決策」として、「金銭的な面を考慮して、まずは参考書で基礎を固める」という解決策が得られます。
本書には「問題の原因を究明することが心の不安を取り除く」という内容も書かれており、このように論理的に問題解決を行うことで精神衛生の向上にもつながると思います。
それでは。