受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

「有益」な授業 ②有益な授業の見つけかた

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーです。

今回は前回に引き続き、「有益」な授業の見つけ方についてお話しします。予備校の講師はそれぞれスタイルも違いますし、指導力にも差があります。そこで、今回は予備校で有益な授業/講師をどうやって見つけるかお話しします。

  • 長期休暇の講習で試しに授業をとってみる
  • 周囲の口コミを参考にする
  • 気になる先生が出している参考書を読む

  ひとつ目に関しては、春期講習や夏期講習で、その先生が担当している授業をとってみることです。通期でとった授業が「ムダ」だとわかった場合には大きな経済的損失となります。そこで、まずは短期間の講習で様子を窺うことです。また、講習では予備校外の外部生が多く参加することもあり、先生もより個性を打ち出した授業を行うことが多いです。講習に参加することで、より正確に授業の質を見定めることができます。

 ふたつ目に関しては、学力や志望校のレベルが近い周囲の人の口コミを聞くことです。本当によい授業/先生の情報に関しては、まずはその授業をとっている人から情報が広まり、世に明るみになる前には満席になることもあります。また、身近な人の評価なら実感としてわかりやすいと思います。

 最後に関しては、有名な先生であれば出版社からオファーがあり、参考書を出していることがあります。この方法は店頭での立ち読みで済ませれば時間も費用もかからず、一番コスパが良いかもしれません。その参考書には著者の先生のメソッド・エッセンスが詰まっており、端的に自分にとって有益かどうかを判断できます。著書を出している先生は、授業の中でも著書と同じ話をより丁寧にすることが多く、また著書の内容のバックボーンについても語ります。そのため、気に入った参考書の著者が担当する授業は、高い確率で有益な授業だと考えられます。

 それでは。