受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

学歴=ゴールではない現代社会 ①現代社会での学歴の価値の低下

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーと申します。今回は、「学歴のパワーは落ちている」という話をします。学歴が身を助けてくれるというのは、先日の記事でも書いた通り事実です。

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 とはいえ2,30年前と比較すると、「高学歴ならば必ずしも生涯安泰とは限らない」というのが実情かと思います。それはひとえに終身雇用制度の崩壊によるものです。いままでは基本的には就職してしまえば、転職や副業は難しいものの定年まで雇用が保証され、年功序列制度により自動的な昇給が約束されていました。そのため、「高学歴」=「大企業」=「高給、安定」という構図が強く存在しました。

 現代ではグローバル化により生産性の追求がなされ、かつては「窓際族」として会社にしがみついていた人を筆頭に、会社への貢献度の低い社員のリストラが進んでいます。就職したとしても定年までにリストラを受ける可能性が一定存在するということです。またそもそも企業の淘汰圧が高まり、就職した企業が20年後も存在するか定かではありません。このため、学歴を携えて大企業に入っても生涯安定した生活が約束される時代ではないといわれています。

 まとめると、「いい就職を見据える場合、その観点からみた学歴の効力は以前より落ちている」といえます。

 「じゃあもう勉強なんてやってられん!」となる方が非常に多いと思いますが、自分が考える現代での学歴の価値については次回お話ししますので、そのまま勉強を頑張ってください笑。

 それでは。