受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

「浪人」は本当に学力が伸びるのか? ①浪人で成功する人

 京大の理系学生で、中学受験向けの予備校でアルバイトをしているスギゾーです。今回は、受験業界でよく話題にのぼる「浪人」についてお話しします。現役で志望校に合格できなかった場合に、高校を卒業して「浪人生」として次年度の入試まで勉強することが浪人ですが、浪人しても学力は上がらない」という話がよくあると思います。そこで今回は浪人の是非についてお話ししようと思います。

 浪人をして成功するのは以下のような人です。

  • 受験期後期でギアが入った人
  • 実力はあったが「運」で落ちた人
  • 受験のコツがわかっている人

 ひとつ目に関しては、単純な時間不足で学力が伸びなかったというだけなので、1年多く勉強時間があれば次は受かるということが容易に想像できると思います。ただし、このようなタイプの人は大抵地頭がよく、要領のよいタイプが多いため、1年で爆発的に学力が伸びることが多いです。自分の身の回りにもそのような人は複数いましたが、勉強量が足りていなかった現役時代から既に要領の良さが随所で垣間見えていました。そのため、僕含む大多数の凡人にはあまり当てはまらないケースです。

 ふたつ目に関しては、十分な実力はあったがたまたま落ちてしまった人であり、単に次の機会を待つというだけの浪人生活になります。このようなタイプの人は、元来の気質が堅実であり、すでに十分な実力があるため、浪人生活中に学力が上がるというよりはキープするというケースが多いです(浪人中に学力をキープすることは難しく、それだけでもすごいことですが、この話はまた後日)。

 最後に関しては、このブログを読んでぜひ身につけてほしい能力なのですが、要領よく勉強する方法を知っていれば凡人でも十分に浪人で学力を伸ばすことができます。なぜなら要領よく勉強するにあたり一番の大敵は学校だからです。浪人期間は予備校を除けば極めて自由な時間であり、有効に活用すれば僕のような凡人でも学力を伸ばすことが可能です。もし浪人生で、上記2パターンのような超人でない方は今後も本ブログを読んでいただければと思います。

 次回は、逆に浪人で失敗する人について書こうと思います。

 それでは。