受験ライフハック

教育に携わる京大生の筆者が考える、受験にまつわるコツと幸せ

朝型/夜型のススメ

 受験勉強のなかで、学習習慣の一環として「朝方/夜型」という話がよく出ると思います。先生のみなさんはほぼ全員が「朝方にしなさい」と言っていると思います。今回はどちらが優れているのかということについて書きたいと思います。

 結論から言うと、朝方のほうが多少有利だが、夜型の人は昼型にすれば決して不利ではない、と考えています。

 朝型がなぜ有利なのかというと、試験本番が早朝から始まるからです。朝8時半に試験が始まったとき、目が冴えていう朝型の人が、まだ本調子になっていない夜型の人より有利なのは事実です。また、朝型の人のほうが学校生活に適応しやすいので、先生方がより推奨するのは当然です笑。

 しかし僕は夜型です。中高時代は「起立性調節障害」であり、本当に朝起きられず眠気が抜けませんでした(今でも立ちくらみは頻発しますし、常時倦怠感はあるので完治はしていませんが。。。)。ですが京大に合格することができました。

 そこで夜型の方に意識してほしいことが、無理に朝型になろうとするのではなく昼型を目指すことです。昼間に勉強することで脳みそが疲れ、夜しっかり眠ることができます。昼間に勉強すると、達成感から気分よく眠ることができますし、適度な睡眠は精神衛生に寄与します。朝型/夜型は基本的には体質であり、強引に変えるのは体に悪いですし、なによりやる気がなくなります。受験勉強は持久戦なので、いかにやる気をなくさないか、自分の機嫌を損ねないかを最優先してください。

 ただし、深夜の勉強や徹夜は可能な限り避けてください。夜10時~2時に睡眠をとると、成長ホルモンが分泌され背が伸びるので、その時間は可能な限り寝ましょう笑。また、睡眠をとると起きていた時にインプットした知識が整理され、学習効果が高まります。なにより深夜に勉強していると、「自分勉強してる!」感が生まれ、自分の努力を過剰評価してしまいます。

それでは。